■ リフォーム業界の歴史

工務店や大工さんが新築の劣化に伴い片手間に補修として行っていました。
それらの延長線上で、部分的な増築・改築が発生し、さらに時を経て設備の入替へと広がっていきます。

● 1975年   高度経済成長期の終焉
オイルショックを機に、従来の営繕工事とは一線を画した新業態の住宅リフォーム専門店が各地で誕生した。
出身業種は大工、工務店、設備業者、ガス販売店など多種多様であった。
● 1980年   大手業者が住宅リフォームに参入
大手の住宅メーカーやデペロッパーが子会社を作り、リフォーム専門の会社や会社内部に専門の事業部を設立、リフォーム業界に参入してきた。
これにより中小のリフォーム業者の専門の領域ではなくなり、競争が激化していく。
● 1984~85年 各種資格制度の開始
インテリアコーディネーター資格制度・インテリアプランナー資格制度の開始、増改築相談員制度が開始。
また、政府も内需拡大策として住宅リフォームの促進を提唱するようになる。
上記の提唱を受け、ガス会社や流通業者、商社の住関連業者が住宅リフォーム業界に参入。
業界が拡大したことにより、住宅リフォームローンが拡大され、住宅リフォーム減税が開始された。
● 1990年台  バブル経済の崩壊→土地神話の終焉
住宅メーカーが自社物件のメンテナンスを中心とするリフォーム部門を設立、また建材メーカーなどもリフォームに本格的に参入。
この頃になると、マンションリフォームが新市場として高い注目をされるようになる。
● 2000年以降 リノベーション需要の増加
それまで住宅などを原状回復するリフォームが主流だったが、住宅などに付加価値が付くように作り変えるリノベーションに注目が集まっていく。



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